
2019入社
フィールドセールス
チーフ
阿部雄太
アパレルショップの店員さんから医療IT営業へ転身!
新規顧客開拓の中堅エースとして、多くの医師から信頼を獲得し、後輩育成と営業成績獲得を両立。
アパレルからクリニック営業へ!患者さんと医師の架け橋となる


ヒーローイノベーションに入社したきっかけは何ですか?

アパレル業界で約10年働いた後、新しい挑戦をしたいと思っていました。特に医療という分野は、自分が病気になってみないとわからない部分も多く、興味がありました。また、お店のリニューアルがあったタイミングで、これまで経験したことのない業種に挑戦してみようと思ったのがきっかけです。

アパレル業界から医療業界へは大きな転換だったのでは?

そうですね。全く違う業界への転職でしたが、接客業で培った「お客様の気持ちを理解する」というスキルは医療業界でも役立っています。アパレルでは「この服をどういうシーンで着るとよく見えるか」を説明していましたが、今は「先生の思いをどう患者さんに伝えるか」を考えています。お客様と向き合う姿勢という点では共通していると感じています。

医療業界の営業に対して、入社前はどのようなイメージを持っていましたか?

参入障壁が高くて専門知識がないとできない仕事というイメージを持っていました。ただ、実際に入ってみると、確かに専門的な話は多いものの、先生方も「こういうことをホームページでやりたいけど、やり方がわからない」という方が多く、医療の専門知識よりも、先生の気持ちを汲み取り、患者さんにわかりやすく伝えるサポートが重要だということがわかりました。

医療業界特有の難しさはありますか?

先生との時間の作りにくさですかね。開業時の先生はとにかく多忙なので、なかなか時間が作れなくてうまく提案できなかったり、診療中であれば昼休憩の間だったりでとにかく短時間で先生に良いと思っていただく必要があります。なので、みっちりボリューミーに準備しても全然うまくいかないことも多くて、短時間でどれだけ信用してもらえて提案を聞いていただけるかが勝負なんです。

アパレルの接客とクリニックの営業、どのような違いがありますか?

アパレルは「有形商材」で、既にあるものの良さをいかに伝えるかが重要でした。一方、ウェブサイトなどの「無形商材」は、先生のイメージを形にしていく仕事です。最初は難しく感じましたが、先生と一緒にゴールをすり合わせながら理想のものを作り上げていける点が大きな違いであり、やりがいを感じます。

医療業界の営業で成長したと感じる点はありますか?

最初は先生の言うことをそのまま「御用聞き」のように伝えるだけでしたが、経験を積むうちに「これが患者さんにとってより良い形です」と提案できるようになりました。専門家である先生の意向を尊重しながらも、最終的に患者さんにとって価値あるものを作るために意見を言える関係性が築けるようになったことは大きな成長だと感じています。
クリニック開業の夢を支える喜び


医療に貢献できていると感じる瞬間はありますか?

そのエリアにない診療科が新しくでき、そのプロモーションのお手伝いをした結果、患者さんから「近くにクリニックができて助かる」という声が聞こえてきた時です。また、先生の専門性や魅力をホームページで伝えることで、「ずっと治らなかった症状がこの先生に診てもらったら改善した」という患者さんの声を聞くと、医療に貢献できていると実感します。

医師と患者さんを繋ぐ役割としてやりがいを感じることは?

先生の「こういうことをやりたい」という思いを形にして、それによって患者さんが適切な医療を受けられるようになることです。特に専門性の高い診療科では、その専門医の魅力をしっかり伝えることで、ずっと治らなかった症状を持つ患者さんが適切な医療にアクセスできるようになるんです。そういう「先生と患者さんの両方が喜ぶ」状況を作れた時に最もやりがいを感じます。

クリニックのプロモーション戦略を提案する際の難しさと楽しさは何ですか?

意見をほとんど言わない先生への提案は難しいですね。おそらく先生自身がイメージをうまく持てていないことが多いので、時間をかけてヒアリングして、先生と共通認識を作って、イメージできるようにわかりやすく伝えるんです。
逆に楽しいのは、最初は寡黙だった先生が、徐々に「こういうことをしたい」「ああいうことをしたい」と意見を出すようになり、その実現に向けて一緒に取り組めるようになる瞬間です。難しさを乗り越えた先にある楽しさを感じています。

過去に失敗したと感じた経験はありますか?

自分が伝えたいことにとらわれすぎて、先生の本当の意図を汲み取れなかったことがあります。先生も遠慮して言葉にしないことがあり、結果的に思っていたものと違うものができてしまいました。この経験から、専門用語を噛み砕いて説明したり、先生の本音を引き出すコミュニケーションの重要性を学びました。

クリニック開業までの関わり方を教えてください。

初回の面談から開業まで、短くても3〜4か月、長い場合は半年から1年近く関わることもあります。その間、少しずつ先生の本音や思いを引き出しながら、それをカタチにしていくのが私たちの仕事です。長い付き合いの中で信頼関係を築き、先生が本当にやりたいことを実現するお手伝いをしています。
成長し続ける組織と自分自身


後輩育成についてどのように考えていますか?

後輩育成は私にとって最も楽しく、やりがいを感じることの一つです。自分が入社したての頃を思い出すと、周りにはしっかり教えてくれる先輩がたくさんいました。だから自分も同じように、後輩が聞きやすい環境を作り、成長を支援したいと思っています。特に嬉しいのは、教えた後輩が自分で受注やディレクションができるようになった瞬間を見られることです。自分の成功よりも嬉しいと感じます。

後輩に教える際に心がけていることはありますか?

「聞きづらい先輩」「聞いても教えてくれない先輩」にはなりたくないと思っています。そのため、自分の気分に左右されず、常に聞きやすい雰囲気作りを心がけています。また、教える前に自分自身も勉強し直したり、先回りして想定される質問への答えを準備したりと、プレッシャーを感じながらも真摯に取り組んでいます。

後輩の成長を実感する瞬間はどんな時ですか?

初めはできなかったことがどんどんできるようになり、自分で受注してディレクションができるようになった時です。その姿を見ると、自分の成功以上に嬉しいと感じます。また、後輩が先生との良い関係を築き、信頼を得ていく過程を見るのも嬉しいですね。自分が教えたことを活かして、さらに独自の良さを発揮している姿を見ると、教える側としての喜びを感じます。

自分自身の成長について、どのように感じていますか?

入社して約5〜6年経ちますが、最初はただ先生の言うことをそのまま伝えるだけでしたが、今では患者さん目線で「こうした方が良いのでは」と提案できるようになりました。また、クリニックの開業後のフォローアップなど、長期的な視点でサポートができるようになったことも成長だと感じています。何より、先生との信頼関係を築き、本音で話し合える関係性を構築できるようになったことが大きいです。
これからの展望


今後の目標を教えてください。

個人としてはまず数字管理をしっかりと行いながら、後輩育成にもっとコミットしていきたいと考えています。将来的にはチームリーダーやマネージャーのようなポジションで、より広い視野で後輩を指導できるようになりたいです。

ヒーローイノベーションのアカウントプランニング部が今後目指す方向性は?

ヒーローイノベーションのブランドは業界内で認知されてきていますが、それを対策してくる競合他社も増えてきています。今後は「ヒーローがあるよ」という認知よりも、「ヒーローで良かった」「ヒーローに依頼したら絶対間違いない」という顧客満足度の向上を目指していきたいと考えています。そのために、ホームページ納品で終わりではなく、開業後の1年間もフォローし、先生の状況に合わせた改善提案をしていく体制を強化していきます。

クリニック開業支援の仕事で最も大切なことは何だと思いますか?

先生のビジョンを正確に理解し、それを患者さんに伝わる形に変換する能力だと思います。そのためには、コミュニケーション能力と、医療と広告の両方の知識をバランスよく持つことが重要です。また、先生との信頼関係を築き、本音で話し合える関係性を構築することも欠かせません。最終的には「先生も患者さんも幸せになる」という視点を常に持ちながら仕事をすることが、この仕事の本質だと考えています。