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芦田英子
Interview

社員インタビュー

芦田英子

2018入社

WEBデザイナー
チーフ

芦田英子

HEROinnovationのトップデザイナー。
年間50件以上のクリニックホームページをデザインし、お客様からも多くの指名を獲得。

未経験から一流のWEBデザイナーへ!情熱と努力が実を結ぶ道

未経験から一流のWEBデザイナーへ!情熱と努力が実を結ぶ道
芦田英子

WEBデザインの世界に入ったきっかけは何ですか?

芦田英子

元々写真加工などが趣味で、知人から「WEBのセンスがあるから、この仕事をやってみては」と言われたことがきっかけでした。29歳の時に「30歳を超えたら無理はできなくなる」と思い、職業訓練校でAdobeのソフトの使い方を学び、WEB業界に飛び込みました。最初はアルバイトとして更新・運用のサポート業務からスタートし、そこから本格的なデザイン業務へとステップアップしていきました。

芦田英子

29歳からの転職は勇気がいる決断だったのでは?

芦田英子

そうですね。それまで全く違う仕事をしていましたが、WEB業界への未練があり、「今やらなければいつできるのか」という思いがありました。年齢的に最後のチャンスだと思い、思い切って飛び込みました。業界の厳しさは聞いていましたが、「残業も徹夜も厭わない」という覚悟を持って始めました。

芦田英子

最初の仕事はどのようなものだったのですか?

芦田英子

最初は更新・運用のサポート業務でした。すでに公開されているホームページの修正や、新しい記事を追加するなどの作業を担当していました。ディレクターが受けた依頼を元に、サポートスタッフとして実務を行っていました。一般的なWEB制作会社では、このようにサポート業務から始めることが多いと思います。

工夫と努力で身につけた実践的なデザインスキル

工夫と努力で身につけた実践的なデザインスキル
芦田英子

デザイナーとしてのスキルを身につけるために、どんな努力をされましたか?

芦田英子

とにかく時間をかけてデザインに向き合いました。サポート業務が終わる夕方6時から終電までの時間をデザイン制作に充てていました。先輩に見てもらう時間も考慮しながら、自分の作品のクオリティを高めていったんです。また、HTMLやCSSのコーディングも自分で手打ちで覚えるなど、デザインだけでなく技術面も両方学びました。

芦田英子

先輩デザイナーからの指導はどのようなものでしたか?

芦田英子

特に印象に残っているのは、小さなバナー1つでも2〜3時間かけて丁寧に指導してくれた先輩の存在です。テキストの配置やバランスなど、細かい部分まで教えてくれました。また、私の作ったデザインを「いいね」と評価しつつ、改善点も具体的に指摘してくれたことが大きな学びになりました。時間をかけてでも質の高いものを作る姿勢を学びました。

芦田英子

HTMLやCSSなど技術面も学ばれたとのことですが、それがデザインにどう影響しましたか?

芦田英子

これは本当に影響が大きくて、コーディングの経験があるからこそ、「実装しづらいデザイン」を避けられるようになりました。例えば、複雑な要素の重なりや意味のないレイヤー構成は、コーディングが難しくなることを身をもって知りました。コンテンツ幅内に要素をきちんと収めるなど、コーダーを悩ませないデザインを意識するようになりました。

ユーザー目線で考える実用的なデザイン哲学

ユーザー目線で考える実用的なデザイン哲学
芦田英子

独自のデザイン哲学はありますか?

芦田英子

デザイナーとアーティストは違うという意識を持っています。自分の好きなことだけをやるのではなく、ユーザー目線で「どうしたら見やすいか」「どうしたら使いやすいか」「視線誘導はどうすべきか」を常に考えています。最初のうちは色々な技術を詰め込みたくなりましたが、経験を積むうちに「必要なものだけをシンプルに」という考え方に変わっていきました。

芦田英子

デザインで失敗した経験から学んだことはありますか?

芦田英子

トップページのデザインで、様々な見出しのスタイルをバラバラに作ってしまい、下層ページの制作で苦労したことがあります。トップページだけ華やかにしても、サイト全体の統一感がなければユーザーは混乱します。この経験から、「トップページで定義したデザインルールを下層ページでも統一して使う」という基本的なことを身をもって学びました。

芦田英子

優れたデザインの特徴とは何だと思いますか?

芦田英子

見た目が美しいのはもちろんですが、それだけではなく意図があるデザインだと思います。例えば、レイヤーを重ねるなら意味のある重ね方をする、色を使うなら視線誘導のためのポイントとして使うなど、全ての要素に目的があることです。また、バランスが取れていて、ユーザーが無意識のうちに自然と目線が誘導されるようなデザインが優れていると感じます。

クリニックのWEBサイト特有の工夫とアプローチ

クリニックのWEBサイト特有の工夫とアプローチ
芦田英子

ヒーローイノベーションに入社したきっかけは何ですか?

芦田英子

産休・育休制度がしっかりしていることと、将来子どもを持ったときに「クリニック」という身近な分野の知識があれば役立つと思いました。自分の将来のライフプランも考えて、この会社を選びました。

芦田英子

医療業界のデザインは特別な難しさがありますか?

芦田英子

実は、ヒーローイノベーションのクリニックサイトは一般的な「病院っぽい」デザインとは違うところが特徴です。小児科なら保育園っぽさや北欧雑貨のようなテイスト、他の診療科でもおしゃれで親しみやすいデザインを心がけています。従来の医療サイトの常識にとらわれない、新しいアプローチが求められるのが面白いところです。

芦田英子

診療科によってデザインを変えるポイントはありますか?

芦田英子

患者さんのターゲット層によって変えています。例えば、眼科のサイトでは視認性を高めるため、文字を大きくしたり太くしたりといった工夫をします。また、色弱の方への配慮も必要です。ただし、「文字を大きくしてほしい」という要望に対して、単に文字サイズを上げるのではなく、文字の太さを調整するなど、デザインのバランスを保ちながら視認性を高める提案をしています。

芦田英子

視線誘導のための具体的なテクニックはありますか?

芦田英子

いくつかあります。例えば、写真の人物の目線を文字の方向に向けると、自然と視線がその方向に動きます。また、大きな数字(01、02など)を特徴点として配置すれば、そこに視線が引き寄せられ、そこから文章を読ませることができます。逆に、集合写真で多くの顔が映っていると視線がぼやけてキャッチコピーに目が行きにくくなるといった影響もあります。

芦田英子

効果的なレイアウトの秘訣はありますか?

芦田英子

Zの形で読ませるように要素を配置するのがよく使う手法です。例えば、背景の人物を右側に配置したら、次のコンテンツでは左側に配置するなど、左右交互に配置することで自然な流れを作ります。また、写真の使い方も重要で、人物が文字に対して背を向けないようにしたり、必要に応じて反転させたりといった工夫もしています。

後進の育成と会社の未来を見据えて

後進の育成と会社の未来を見据えて
芦田英子

今後取り組みたいことは何ですか?

芦田英子

若手デザイナーの育成に力を入れています。自分が一時的に職場を離れることになっても、私の席に座れるような実力を持った人材を育てたいと思っています。特に期待しているのは、余白の取り方など、私の感覚に近いデザインができる若手デザイナーです。一人でも多くの優秀なデザイナーが育てば、案件の偏りが解消され、全体のスキルアップにつながると考えています。

芦田英子

制作チーム内の連携で大切にしていることはありますか?

芦田英子

データの整理や作りやすさを常に意識しています。PSDのデータもバラバラにならないようパーツごとにフォルダ分けするなど、コーダーさんが作業しやすい状態を心がけています。また、公開後のサポート・運用担当者が対応しやすいデザインを作ることも大切にしています。この考え方を他のデザイナーにも広めていきたいですね。

芦田英子

デザイナーとして成長し続けるために大切なことは何だと思いますか?

芦田英子

常に新しいトレンドやツールに関心を持ち、学び続けることが大切です。しかし、ただ流行を追うだけでなく、デザインの本質である「誰のために、何のために」という視点を忘れないことが重要です。特に医療系のサイトでは、患者さんの不安を和らげ、必要な情報を届けるという本来の目的を見失わないよう心がけています。

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