代表インタビュー
INTERVIEW平野 義和 YOSHIKAZU HIRANO
福岡県生まれ。理系大学卒業後、医療系ベンチャーIT企業に入社。入社後半年で全国営業トップの成績を上げ、福岡支店長・西日本マネージャーの経験を経て、26歳で最年少営業部長に就任。29歳で退職後、2013年にHERO innovationを設立。2022年には地元福岡の雇用・経済活性化を実現するため、本社を福岡に移転する。
「医療はもっと便利にできる」その一心でたった1人で始めた会社
HERO innovationは私1人、銀座の小さなシェアオフィスからはじまりました。
企業のきっかけは前職での経験からです。多くの医療従事者の方々と接する中で、特に開業医(クリニック)の先生方が経営に非常に苦労されていらっしゃることが気にかかったのです。クリニックの業務の蓋を開けると、アナログでやられている作業が非常に多い。
カルテ、レセプト、問診票、予約表、スタッフのシフト表…今でこそDX化が進んできていますが、紙でやっているクリニックさんも未だにいらっしゃいます。
こうしたアナログ業務によって時間が割かれてしまうことで、クリニック全体が疲弊し、本来の医療に集中しきれないように見えたのです。
「こんなシステムがあれば」「こんなツールがあれば」絶対に医療はもっと良くなる。
それなら、自分でやってみよう。そう思って始めたのが、HERO innovationです。
医療現場が抱える問題を助ける存在になりたい
先ほどお話ししたように、医療業界は他の業界や世界と比べるとDX化に非常に遅れを取っており、国を挙げて対策を打っていますが、まだまだ発展途上です。
特に日本は今、「超高齢化社会」が年々進み、医師数が少ないことによる「医師の過労働」「病院不足」なども問題視されています。
非対面診療や電子カルテなどのDX化による様々な業務効率化が、こうした根本の問題を解決していくと考えられています。
当社はこうした医療現場で起きている問題の一助となるべく、開発している商品の多くは「医療従事者を助けるプロダクト」と「患者さんを助けるプロダクト」の2軸で開発しています。
医療従事者の方に向けて開発した、医療経営を可視化するクラウドサービス、医療物件検索システム、開業融資相談システム、医療求人サイト。
患者さんが分かりやすく医療情報を手に入れられる、ホームページ・広告・看板といったプロモーション商材。
現在、そして将来も見据えながら、医療業界が抱える問題を少しでも解決できる商品を引き続き開発していきたいと思っています。
業界でも珍しいクリエイター集団
こうした商品を次々と開発し、そしてありがたくも認知していただけたのは、HERO innovationの強みでもある「社内の一流クリエイター」たちの存在です。
当社は企画、開発、制作、運用すべてを一貫して社内で行っています。外注する会社が多い中、社内に一流のクリエイターを揃え、品質を常に保ち続けているのは業界の中でも唯一だと自負しています。
社内できちんとノウハウを蓄積し、新しい情報・アイデアを得られるフィールドを作ってきたからこそ、今のHERO innovationがあると言っても過言ではありません。
ありがたいことに、今現在(2022年)お客様は2,000件を超え、サービス継続率も98%を超えています。こうした結果から、当社の取り組みが医療現場や患者さんにきちんと繋がっているのだと実感でき、嬉しく思っています。
自己のためでなく、お客様・仲間のために働く
クリエイター集団、というと「職人」「硬い」「怖い」といったイメージを持たれてしまうかもしれませんが、当社は「自己のためではなく、お客様・仲間のために(いつも心にHEROを)」を企業理念とし、全員がそれを実行している会社です。
社会(仕事)は自分だけでなく、誰かがいることで成り立っています。
この「他者のために頑張る」「他者を思いやる」という気持ちをもって仕事をしてきたからこそ、当社が多くの方に認められ、顧客満足度に繋がっているのだと思っています。
お客様のために、一緒に働く仲間のために、自分ができることをやり遂げたい。
その気持ちをぜひ、当社で実現してみてください。